Uターンして郷里に戻ると様々なことに気付きます。
ひとつに空が開けていて解放感を感じます。
高層建築物はあっても密集していないから開けているように見えるのでしょうか。
空が空として存在している。
人工物諸々の背景でも気象情報を見て取る記号でもない。
公園の木々や点在する小山、遠くの連山などと相まって自然物としての認識ができる。
上を眺めていると自然と下にも目が向くわけです。
人間社会は自然物というただそこに居るだけの存在にどう向き合ってきたのか。
山林、雑林を薙いで削って宅地にして自然が必要だからと木を植える。
どうせ植えるなら初めから切るなという道理は通らず。
蓋し公人とその周辺人らによる思索の妙技。
そんな歪な都合が見て取れます。
それでもその不可思議を目にする機会が少ないのが郷里に安心を感じるところです。
あとひとつ尾籠な利点として鼻毛が薄くなりました。
おかげで鼻毛ケアが楽です。