心身症(しんしんしょう)という症状を聞いたことはあるでしょうか。
自分の場合は
①胸板が押しつぶされるような痛みを感じ息苦しくなる
②毎日ではないが朝方や軽く負荷のかかる動きを取るタイミングで起こる
③2~3分程度で収まるがその前後で起き上がっているあるいは立っているのは辛い
という事が度々あったため循環器科へかかりました。
健康診断で行うような検査等を受けましたが結果は異常なし。
問診等の判断から心臓などの疾患とは考えにくく至った結論が心身症なるものでした。
精神的な負担が身体の痛みとして発現するというものらしいのです。
循環器周辺の痛みではあるものの循環器の疾患ではないだろうということで薬の処方はありませんでした。
しかしそのような症状に対しどう対処したら良いのか見当もつきません。
そこで心療内科へ行く事にしました。
早速予約を取って受診してきました。
心療内科では症状に関する込み入った話などは特になく、よもやま話のような会話があった後次の2択の提案がされました。
①精神的負担を和らげる薬の内服
②しばらくの間休暇を取る
薬の場合その効果に依ってより一層「がんばってしまう」ことが予想されるため②をお願いしてみました。
「休んだ方が良いという判断を医者がした」という内容の書類を先生に作成してもらうというものです。
受付で封筒を受け取って一旦帰宅しました。
ところがどのような内容か読んでみようと改めて見ると封が閉じられていて開けられません。
開封したら無効になってしまうものなのか?
封筒にはクリニック名のみで「○○書在中」のような記載は無い。
これでは会社に提出する際、何と伝えて提出する書類なのかわかりません。
それに気づいた時はまだ診察時間内だったので改めて電話で問い合わせたところ、以下のような説明でした。
・ 休職診断書ではなく「この患者は休みを取ったほうが良いと判断した。期間は一ヶ月」といった旨が記載されている。
・ 法的に休ませなければならないという通達をするものではなく、あくまで専門家の見解、提案を記しているものであり、休暇取得の可否は会社がする。
・ 封は開けてもよいが開けたことで問題が生じても医院は責任は取らない。
どうやら法的な効力のある文書では無いようなのです。
封緘されているので厳密な内容の文書かと思い込んでしまいました。
書類としての正式名称は無いらしく「○○診断書」のような具体名を挙げた返答は頂けませんでした。
さてどう扱ったら良いものか。
提出したところで話がややこしくなる事態しか想像できません。
強制力のような効力のあるものならある程度速やかに事が運ぶでしょう。
この書類の場合、休暇に至るまで少々拗れたやりとりをすることになるかもしれない。
業務負担の相談をしてもまともな応対ができない上役とです。
文書料はかかったけれど結局使わないことにしました。
今もその封書は手元にあります。
ちなみにまだ開けてません。
開封動画でも撮ろうかしら。